格安SIMユーザーは災害時に使えるのか?

MVNOの疑問

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格安SIMでも災害時は使用できる

こちらはIIJmio(みおふぉん)が、2016年4月に発生した熊本地震の影響を受け発表したものです。

噂などで良く聞くのが、格安SIM MVNOは災害時や緊急時には使えない!緊急地震速報が鳴らない!などの話を耳にしますが、どうやらこの発表内容を見ると、きちんと動作する格安SIMもあるようですね。

注意点としては、端末そのものの設定をONにしておかないと動作しないということです。

緊急速報は音声通話付きプランでないと使用できない

110番や119番。普段使用するものではありませんがやはり緊急時には必要になるもの。

これらの緊急速報を利用するためには『音声通話』が必要になります。

格安SIM契約のデータ通信のみのプランの場合、音声付きプランと違い090~の電話番号がありません。そのためIP電話は使えますが、通常の音声電話は使用できませんので110番を始めとする緊急速報を使うことができないのです。

もしも災害時や緊急時の為に備えるのであれば、音声通話付きプランかガラケーの2台持ちが安心できます。

緊急地震速報はデータ通信契約、音声プラン両方使える

一定の震度以上の地震が付近で起きると、突如大きな音が鳴り出す緊急地震速報。

満員電車で鳴りだすとそれはもう凄い音になったり、夜中にビックリして起こされたり色々な思い出のある緊急地震速報ですがこの機能も「格安SIMでは使えないのではないか」という噂もあります。

しかしIIJmioにおいてはデータ通信契約も音声プランも両方使えるようですね。運転中の事故を減らしたり様々な意味合いのある機能なので、いざ、という時にはやはり大切だと思います。

ただし注意点としては、端末そのものの緊急地震速報をOFFにしてしまっていると、使えるのに鳴らない。ということが起きてしまうので必要な方はONにしておきましょう。

端末での設定が分りにくい方は、無料アプリ等でも用意されているのでダウンロードしておくと良いかもしれません。

そしてSIMロックを解除してしまっている端末の場合も緊急地震速報が作動しない場合もあるようなので、この場合もアプリなどでの対応をオススメします。

災害時の通信速度、通話状態

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災害時には通信速度が遅くなる可能性も

これは通信アンテナの関係や、一部地域に通信が集中してしまうことで起きてしまうのだと考えられますが仕方ないことだと思います。

ただ、あくまで災害地域周辺に影響があるのもで全国に影響があるというものではないようですね。

音声通話に関してもIIJmioの場合はドコモ回線を使っての通話になるので、規制もドコモと同じ内容のようですね。

災害時に格安SIMユーザーが気をつけなければいけないこと

格安SIM MVNOは、同じ時間にデータ通信できる量が限られています。なので、多くの人が使う様な時間帯である昼休み頃は通信が遅くなったりするのですが、その影響もあり災害時に大きな容量を使用するデータ通信は控えるように呼びかけられているようです。

もちろん生活に支障のない程度で問題ないのですが、特に気をつけなければいけないのが通信速度を判定するためのスピードテスト。

スピードテストは判定のために何度もダウンロードアップロードの通信を繰り返します。そして特別急いでしなければいけないということでもありません。

WiFiでの接続を心がけたり、本当に困っている人の為に回線を空けてあげるというのも、立派な協力ではないでしょうか。

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