色々数字が書いてあるけど、どんな意味があるの?
格安SIMを契約にするにあたり、新たにSIMフリーのスマートフォンやiPhoneを購入される方は多いのでないでしょうか?
「値段が安い…でも性能が心配…」
「値段が高ければ性能がいいのかな?」
そんな疑問に解決できるように、機種の説明に書いてある説明の意味を一つ一つお伝えしていきます。人気な機種を例に挙げますので購入の参考にしてみてください。
チェックするポイントは
メモリ | 動作速度や保存容量に関係 |
CPU | 端末の処理速度に関係 |
Andloidバージョン | バージョンが新しい方が通話品質など向上している |
インチ | 画面の大きさに関係 |
SIMカードの種類 | 格安SIMを契約時に選んで契約する必要があります。大きく分けて3種類 |
カメラ画素 | 撮影する写真の画質に影響 |
2G/3G/LTE | 通信回線の違いで速度に関係 |
デュアルSIM | SIMカードが二枚させるようになります |
メモリ
メモリは【GB】で表記されています。ほぼ間違いなく商品説明に載っている表記です。しかし、大抵2つ【GB】が書かれているので一体何の意味があるんだろう?と思った人もいるのでは? 実はこの2つのGBには全く異なる意味があるのです。
RAMとROM
実は2つの【GB】にはこの違いがあるのです。
RAM
端末の動作速度を決める数値です。GBの前の数字が大きければ大きいほどサクサクに動かすことができます。
ゲームや動画の画面がやけにカクカクしたりするのはGBは低すぎるのかもしれません。
RAM3G | かなりサクサクに動きます。余程極端な処理でない限りストレスを感じることはないでしょう。 |
RAM2G | サクサクかどうかの分かれ目あたり。他のスペックの影響もあるので判断が難しいところ。処理の重いものを扱わない限り全く問題ない。 |
RAM1G | 最低限欲しいライン。モノによってはカクカクになってしまう場合もある。ゲームや動画は使わないからちょっとネットが見れればいい。という方には向いている |
RAM512MB | 出来れば避けたいライン。GBですらない。イライラの原因を減らす為にも上のRAMをオススメします。 |
ROM
本体に保存できる容量を意味します。普通RAMのGBよりも大きい数字でGB表記されています。
ただし、Andloidの場合iPhoneと違いSDやmicroSDが使えるので正直重要視する必要はありません。
64GBという超大容量でも2000円前後、32GBでも1000円前後で増やすことが出来ます。
CPU
CPUは大きく分けて
メーカー
型番
コアの数
クロック数
に分かれます。
メーカー
製造元 | CPU名 | 使われている端末 |
クアルコム製 | Snapdragon | Xperiaなど |
インテル製 | Atom | ZenFoneなど |
HiSilicon製(ファーウェイグループ) | Kirin | honorなど |
サムスン製 | Exynos | Galaxyなど |
このように一口にスマートフォンのCPUと言っても様々な種類があるのです。
型番
これはCPU名の後に書かれている数字です。Snapdragonであれば400や800などの数字が書かれていてzenfoneなどであればZ3580などの数字が書かれています。
これは後に開発され発表されたものほど数字が大きくなるので、同じCPUの種類であれば数字が大きいほど端末の処理速度は速くなります。
コア数
デュアルコア | CPUが二個並んだ状態 |
クアッドコア | デュアルコアがさらに二個並んだ状態(4個) |
オクタコア | クアッドコアがさらに二個並んだ状態(8個) |
ここで注意しなければいけないのは、クアッドコアであればデュアルコアの2倍なんだから処理速度も2倍なの?
ということにはならない。ということです。理論上は2倍なのですが、せいぜい3~4割増しという数値の様です。
それぞれコア数が増えることのメリットは
・並行してスムーズに作業できる
・重い処理にも対応できる
などのメリットはありますが
・電池の消費が多い、早い
・発熱しやすくなる
などのデメリットもあり、あえてクアッドにはせずにデュアルコアを使う端末もあるようです。
クロック数
クロック数=クロック周波数
この数値は単位が【GHz】で表記されています。単純に考えるとGHzの前に書かれている数字が多ければ多いほど優秀なのです。しかしCPUそのものの性能の差も出てくるので絶対とは言い切れないようですが、分りやすい基準になると思います。
ちなみにこのクロック数までは購入する際の説明には書かれていない場合もあるので、その際はCPUごとにgoogleさんで調べてみましょう。
Andloidバージョン
バージョン1 | Andloid1.5 | 日本デビュー |
Andloid1.6 | 音声検索できるようになる | |
バージョン2 | Andloid2.1 | 動く!ライブ壁紙追加 |
Andloid2.2 | 画像だけでなく、アプリもSDに保存できるようになる | |
Andloid2.3 | バッテリー消費軽減,近距離無線通信対応 | |
バージョン3 | Andloid3.0 | 大画面最適化 |
Andloid3.1 | USB関連機器の充実化 | |
Andloid3.2 | 固定解像度アプリのズーム化 | |
バージョン4 | Andloid4.0 | ユーザーインターフェースの改善 |
Andloid4.1 | ウィジェットのサイズ変更可能 | |
Andloid4.2 | ハイダイナミックレンジカメラ機能の追加、ジェスチャー文字入力 | |
Andloid4.3 | 画面回転ロック機能追加 | |
Andloid4.4 | 通知領域改善 | |
バージョン5 | Andloid5.0 | 64bitプロセッサに対応 |
Andloid5.1 | パフォーマンス向上、音声通話品質改善 |
これらの変更が加えられています。購入予定の端末の説明画面に書いてあると思いますのでそれぞれ確認してみてください。
インチ
画面の大きさに関係します。ちなみに、人気の高い画面サイズであるiPhone5sは4インチです。
4インチ | 10.16cm |
5インチ | 12.7cm |
5.5インチ | 13.97cm |
6インチ | 15.24cm |
画面が小さければ持ち運びには便利ですが、調べ物をするには大きいサイズの方が向いています。用途目的で判断を
SIMカードの種類
nano SIM micro SIM 標準SIM と大きく分けて三種類あり、端末ごとに違います。契約する際、送られてくるSIMのサイズを指定する必要があるので、格安SIMで使おうと考えている端末の種類をあらかじめ確認しておき間違えないようにしましょう。
デュアルSIM
一つの端末で2つのSIMカードを使うことができる機能です。
SIMカードを二つ挿すことができるようになるのですが、SIMカードは二つあることで、本体は一つで2種類の契約をすることが可能になるのです。
例えば一つのSIカードにはデータ通信専用でとにかく安いプラン。
そしてもう一つのSIMには、電話使い放題、逆に音声通話をしなければ料金が発生しないような通話プランで設定しておけば毎月さらに節約が可能に。という具合です。
ただ、切り替えが面倒という方は特に気にしなくて良いように思えます。
カメラの画素数
最近では1万円以下のスマートフォンにも500万画素ほどのカメラが付いています。
人気の高いzenfone2でも1300万画素のカメラがありますが、撮影後に写真を引き伸ばして印刷する等のことをしない限り500万画素以上の物があれば十分ではないかなという印象。
よほどキレイな画質にこだわりがあるのであれ別なのですが
2G/3G/LTE
ちなみに4Gというのもありますが、4G=LTEです。そして2Gというのはほとんど見なくなりましたね。
現在の主流は3GとLTEではないでしょうか。
ちなみに G=Generation(世代) を意味します。数字が大きいほど通信速度は速いと言えます。
1G | 音声をアナログ電波で送信することができる。盗聴されやすかった |
2G | メールやインターネットを使うことができるようになる。例:ドコモmova |
3G | さらに高速化 例:ドコモFOMA |
4G=LTE | 100Mbpsクラスの通信速度を目標に開発された次世代通信規格 |
細かい内容は特別覚える必要はないと思いますが、単純に 数字が大きい=早い で良いのかなと。
実際に見てみよう
ではいくつか例にとって確認してみましょう。
Zenfone
特に格安SIMで人気の高いZenfone
書かれている内容は
エイスース SIMフリースマートフォン ZenFone 2 Laser(Qualcomm Snapdragon 410/メモリ 2GB)16GB ホワイト ZE500KL-WH16
とありますが、初めのZenFone 2 Laserは機種の名前 その後の Snapdragon 410はCPUの名前と型番 メモリはRAMが2GBでROMが16Gあるようですね。
特別早い処理を要求しなければRAMは2GBで問題ありません。その後のZE500KL-WH16は端末自体の型番なので深い意味はありません。
もちろさらに詳しい情報は商品の専用ページを見ることで確認出来ますが、ちょっとした説明でもこれだけ読み解くことができます。
Huawei(ヒューウェイ)
Huaweiも非常にコスパが高く人気のある端末です。
説明文にあるのは
Huawei SIMフリースマートフォン P8 lite 16GB (Android 5.0/オクタコア/5.0inch/nano SIM/microSIM/デュアルSIMスロット) ゴールド ALE-L02-GOLDEN ALE-L02-GOLDEN
とあります。
Huawei SIMフリースマートフォン P8 liteは名称で特に意味はありません。
16GBとありますがあれ?RAMは?となるのですが、Amazonの商品説明にかいてあります。ちなみにRAM:2GB / ROM:16GBだそうです。
Android 5.0:これは上記したAndoidのバージョンですね。問題ありません。
オクタコア:これはまた凄いですね。クアッドコアよりも上位のCPUです。処理速度がRAMは2GBですがかなり早そうです。
5インチ:人によって感じ方は様々だと思いますが丁度いいぐらいではないでしょうか?
nano SIM/microSIM:この端末はデュアルSIMというSIMカードを2枚挿せる珍しい端末です。普通に格安SIMを使う分には2つ有る必要もないのですが、契約の内容によってはさらに節約が可能ですし、必要なければ使わなければいいだけなので全く問題ありません。
最後のゴールド~は端末の型番です。
このように、端末のスペックを読み解く勉強さえ簡単にしてしまえば購入する際の参考になりますし、スペックが低い割に値段が高い!というのを買わなくて済むようになります。
特にAmazonでは購入者のレビューも見ることが出来るので参考にしてみるのも一つの手です。
コメント